ここに今、きみがいたならば
きみは、怒るでしょうか
馬鹿だと、嘲笑うでしょうか
それとも、―――――泣いてくれるのでしょうか
「本当に、この方法しか選べなかったんですか・・・っ!」
「俺と、約束っ・・・したじゃねぇか・・・!」
ごめん。
ごめんなさい。
どれだけ謝っても足りないほどに
僕はたくさんの罪を重ねて、
それを、君たちにも背負わせている。
「探し出してみせます。・・・絶対に」
「これが終わりだなんて、絶対に信じませんから」
ありがとう。
それは、感謝してもしきれないほど。
それでも、決めてしまっていたんだ。
何をなくしても。
何を犠牲にしても。
これだけは、絶対に譲れないから。
「俺たち、親友・・・だろっ!?」
「『運命』なんて言葉で、片付けられるかよ・・・!!」
伝えきれないほどの想い。
罪悪感と、感謝の気持ちと
入り交じってしまったそれは、言葉には表せなくて。
それを伝えたい人はこんなにもたくさんいるのに。
どうしたら、上手く伝えられるんでしょうか
今、僕は。
笑えていますか?
本当に、胸が痛くて。熱くて。
涙で視界がにじんで、しっかり憶えておきたいのに、見えなくて。
それでも。
みんなの前では、笑っていたくて。
優しい、貴方へ。
不器用な、貴方へ。
貴方に、伝えたい言葉があります。
もう殆ど見えない瞳に映ったのは、朱。
皆が息を飲んだのを感じた。
それどうしてなのか、僕には解った。
だってきみが、―――――泣きそうな顔をしていたから。
これを、罪滅ぼしだなんて思わない。
こんなことで、償えるような事じゃないから。
こうなることは知っていた。
覚悟もしていた。
だから、泣かないで―――――?