揺らいでいるのは、僕だけじゃない。







まだ朝早い時間。
窓から差し込んでくるうっすらとした光から考えると、もうそろそろ夜が明ける頃だろうか。

そのことに気づき、ティルは頭を覆っていたバンダナを乱雑に取り、頬を流れていく汗を拭う。
ずるり、と手にしていた棍が滑り落ち、カラン、と音をたてて転がっていく。
僅かに入ってきた光に照らされた棍は、所々に赤い物がついていた。




「・・・そう言えば、傷・・・」




それを見て、ティルは棍が落ちたのは汗の所為だけでなく、血が付いた所為でもあることに気づき、ちら、と棍を振るっていた左手を胸の前に持ってくると、黙ったままそこを見つめた。

所々赤く染まった包帯はだらしなく解け、そこから昨日付けてしまった傷が顔を出している。
血は手首から肘を流れ、そこから床に落ちていく。
ティルは弾む息を整えようともせずに、それを眺めると、まるで獣のように腕を流れる血を舐め取る。
けれど、そう簡単に血も止まるはずはなく。
ティルは溜め息を一つ吐くと、足下に転がる棍を拾い上げ、壁際まで歩いた。

深く息を吐き出し、壁に背を預けそのまま重力に従うかのようにずるずるとその場に座り込む。
頭まで壁に寄りかからせると、天井が見えた。
けれど、その視界も隠してしまうかのように、バンダナを目の上に置く。
バンダナの下で瞳を瞑り、もう一度深く息を吐き出す。


馬鹿馬鹿しい、と心の中で自分に毒突く。

一体、何時間棍を振るっていたのだろうか。
一度血の止まった傷口から血が流れ出してしまうほど棍を振り回したのだ。
一時間や二時間処ではない。

少しでも、頭をすっきりさせたかった。

昨夜のルックの言葉が、温もりが、頭から離れていかないのだ。
好きな人にあそこまで求められて、応えたくないはずがない。
けれど、それに応えられる権利も資格も、自分にはないのだ。

早く、あの言葉を忘れ、温もりを忘れ、『元の』自分に戻らなければ。
あの、『望み』を叶えることだけを考えていた、あの頃の自分に。

そうでなければ、またルックの言葉に引きずられてしまう。
そうなってしまったら、きっと今度こそ自分はあの手を取ってしまう。

だから、頭をすっきりさせたくて、ここに来て身体を動かしていたというのに。


結局、心は揺らいだまま。


眉を寄せたまま下を向くと、はら、とバンダナが膝の上に落ちる。
それを視界に収めながらも、頭の中ではそんなことすら気付けない。

ぐしゃ、と乱雑に顔の横を流れる髪を掴む。


いっそ、全て忘れてしまえたら良いのに。
何もかも忘れて、この想いのままに動けることが出来たなら。




「・・・・・・・・・」




そう考えて、けれど首を振るう。

そんなこと、出来るはずがない。
出来るのなら既にやっている。

例えどんなに目を離したくても、離してはいけないのだ。
現実から目を離し、目の前のことだけを追っていたら、闇に落ちるだけだ。

『たら』『れば』の仮定など考えても意味がない。
そんな物を追っていても、本当に自分が欲しい物は手に入らない。


そんなことは、解っているのに。


そう考えた時、訓練所の入り口の方から、誰かの気配がしてティルはハッと顔を上げる。
こんなに朝早い時間から訓練が始まるのだろうか。
そう考えながら、額を流れていく汗を右手の甲で拭い、立ち上がる。

かちゃ、と音がして開いた扉の先にいたその姿に、ティルは思わず目を瞠る。
けれど相手はティルの存在に気がつかないのか、そのまま訓練所に足を踏み入れる。

窓から微かに入ってくる光が、相手の姿を映し出す。

少し伸びた茶色の髪の間から覗くのは、額に巻かれた橙色のバンダナ。
まだ幼い顔に似合わず、その表情は硬く、どこか思い詰めているようにも感じる。
しっかりと手に握られているのは、長い剣。

少年はその剣を鞘から引き抜いた。
見覚えのある剣とその姿に、ティルはどこか哀しそうに瞳を伏せた。

一時ではあったが、自分は彼の傍にいたのだと、思い知らされる。




「・・・!?誰だ!?」




そしてその剣の鞘をどこか壁にでも立てかけようとしたのだろうか。
少年は辺りを見回し、そこで漸くティルの存在に気がついたようだ。
けれど、ティルはその声に応えようとはしない。
ただ、黙ったまま少年を見つめるだけだった。




「・・・お前、まさか・・・イース、なのか・・・?」




真っ直ぐにティルを見つめる少年の瞳が揺らぐ。
ティルはそんな少年の瞳を見つめながら、「懐かしい」と感じ、彼が自分を覚えていてくれたことに、少しの嬉しさを感じた。




「・・・久しぶりだね、ジン」




棍を手にしたまま、ティルは少年――ジンの方へとゆっくり歩み寄る。
その表情は嬉しいとも哀しいとも言えないものだった。

ジンはそんなティルの表情を見て、哀しそうな笑みを浮かべた。




「・・・久しぶり・・・」




お互いの距離が後三歩、と言う所でティルは足を止め、ジンは顔を伏せた。
そして次の瞬間。




「・・・じゃ、ねぇよ!!」




ゴッ、と鈍い音が訓練所に響く。

ティルの頭目掛けて握られたジンの拳だったが、それはティルの頭に届くことはなかった。




「・・・ぃってぇ!」

「・・・ごめん、悪気はなかったんだけど」

「なら、止めんな!殴らせろ!!」

「君の行動が読めたというか・・・無意識に防御したというか・・・」

「うわ〜、むかつく。止めたことと良い、俺の行動を読むことと良い、無意識に自分の身を守ることと良い、なんか実力の差を感じる!」




ジンはティルに怒りをぶつけながら、ティルを殴ろうとして失敗した拳をさする。
ティルの棍に阻まれたそれは、じんじんと痛みを訴えていた。
棍に当たった際にした音から考えて、相当痛かっただろう。

そんなジンの姿に、ティルは苦笑いを浮かべる。




「・・・知っては、いたんだけどな」




ぽつ、と落とされたジンの呟きに、ティルは首を傾げる。

ジンは少し俯き、痛む拳をさする。
その瞳はどこか切なげで、ティルを見ようとはしない。




「イースが・・・この城にいるって、知ってたんだ。俺も、ニナも・・・会おうと思えば会えたんだ」

「・・・・・・ジン・・・」

「イースって、トランの英雄なんだってな。通りで強いわけだよな」




はは、とジンは笑う。
けれど、その笑いがカラ笑いであることなど、直ぐに解る。
そんなジンを、ティルはただ黙って見つめた。




「・・・遠い存在に、感じたんだ。『トランの英雄』なんて呼ばれてる、お前を見たら」

「・・・・・・・・・」

「『次に会うときは敵』なんて言い残してハイランドに行っちまうし。
なのに気付いたらこの城にいるし」

「・・・・・・・・・」

「どうしたらいいのか、分かんなかった。以前のように振る舞えばいいのか、敵だと警戒した方が良いのか、それとも『英雄』だから近づいたら駄目なのか」

「・・・・・・ジン」

「なぁ、お前の中で俺は何なんだ?
『友達』なのか?『敵』なのか?傍にいても良いのか?・・・心配しても良いのか?」




なぁ、と言って向けられるその瞳には、戸惑いが混じっている。
がし、と捕まれた腕から、ジンの震えが伝わってくる。
カラン、と音がして棍が転がっていくが、そんなこと気にしている余裕はない。




「・・・心配、してくれたの・・・?」




ぽつり、と出た言葉は、それだった。

驚きと、嬉しさと。そして罪悪感が押し寄せてくる。




「・・・あたり、前・・・だろ・・・?」




あの時、グリンヒルを去っていくとき。

何度足を止めたいと思ったか。
何度振り返ろうと思ったか。
何度その名を呼ぼうと思ったか。
何度手を伸ばそうと思ったか。

けれど、結局出来なかった。
拒絶されるのが、振り払われるのが怖くて。

だからこの城に来ていると知ってからも、会おうとはしなかった。
彼と過ごした時間を否定されるのが、無駄と言われるのが怖くて。

それなのに、会いたかった。
会って、無事を確かめたかった。
また以前のように話が出来たら、と思った。

そんな正反対の想いが鬩ぎ合って。
悩んで、悩んで、悩んで、苦しくなって。
気分を晴らそうとして、剣を手にこの訓練所に来たのだ。




「なぁ、俺はまた、お前の隣にいても良いか・・・?」




傍にいて、笑って。
傍にいて、怒って。
傍にいて、心配して。




―――・・・駄目」




ジンの言葉に、帰ってきたのは突き放す言葉。
その言葉に、一瞬ジンは目の前が暗くなるのを感じた。
そっと、ティルの腕を掴んでいた手を離し、一歩ティルから離れる。




「・・・そう、か・・・」




俯いたまま、唇を噛みしめる。
悔しくて、視界が滲む。鼻の奥が痛くなる。
自分の腕に爪を立て、涙を堪えた。
ティルの目の前では泣きたくなかった。

突き放されることがこんなに辛いことだったなんて、初めて知った。

剣を握りしめる手に、力が込められる。




「・・・ジンは、防御が甘い」

「・・・・・・・・・・・・・・・・・・は・・・?」




突然のティルの言葉に、涙を堪えるのも忘れて顔を上げる。
ぽろ、とその拍子に涙が溢れていくが、そんなこと気にする余裕もない。




「何度も言ったけど、足元を見ないから、バランスが上手くとれないんだよ」

「え?は?」

「あと、剣の軌道がパターン化されているから、読みやすいんだよ。だから防御もしやすいし、反撃もされ易い」

「あの?もしもし?」

「せめて、防御はもう少し出来るようになって」




にこ、とティルが笑みを浮かべる。
それが突き放した相手に向ける顔か、とジンが思ったその時。




「僕の隣に立つつもりなら、せめて自分の身だけは守ってよ」




そう言って、ティルは棍を拾う。
ジンは目を見開いてそんなティルの様子をぽかん、と見つめる。

今、ティルはなんと言ったのだろうか。




「・・・僕の隣は危険だから。『まだ』ジンが立つには早いよ」




もっと。もっと、もっと強くなったら―――




その言葉に、漸くジンはティルの言葉の意味を理解した。

今、ティルが立っているのは『トランの英雄』と言う地位。
それ故に危険も多い。
もちろん、その隣に立つならばその危険も覚悟しなければならないだろう。

けれど、まだ、ジンがその場所に立つには弱すぎる。
もっと強くならなければいけない。




「・・・・・・ってやる」




そう言ってジンは頬を流れていった涙を拭い、剣を構える。
その視線の先にいたティルはそんなジンに笑みを浮かべて、棍を構える。
そしてジンはティルに向かって剣を振りかざした。




強くなってやる。
強くなって、強くなって、強くなって。
自分の身を守れるようになって。

そして、いつか必ず、お前の隣に―――


だから、今は少し遠くからお前を見守っていよう。


カン!という剣と棍のぶつかり合う音が、訓練所に響き渡った。






+ + + + +






はぁ、はぁ、と荒い息遣いだけが訓練所の中に伝わる。
ジンは頭に巻いていたバンダナを取り去り、それであごを伝う汗を拭う。
額に張り付く髪をうざったく感じながら、ジンはごろりと身体を地に転がせる。
汗だくになった服が土で汚れようが、気にすることはない。
ティルと撃ち合いをしている最中に汚れてしまっているのだから。

そんなジンの横に、ティルが腰を下ろす。
ほんの少し呼吸を弾ませているティルだが、それでもジンよりは涼しげな顔をしている。
それはまるでティルとの実力の差を思い知らされたようで、ジンは悔しくなって、寝返りを打ってティルに背を向ける。
そんなジンの様子がおかしかったのか、ジンの耳にくす、と小さく笑った声が届いた。
それにまた苛つきながら、自分の右手を見つめる。

既に剣を持つ力も残されていないその手は、酷使したせいか、ぶるぶると震えている。
グリンヒルにいた頃から剣を握っていたのに、たかが数時間で限界が来るとは思っていなかった。せめてもう少しは保つと思っていた。
相手がティルだった所為もあるかもしれない。
何せ、ティルの放つ一撃一撃はグリンヒルの授業でした手合いとは比べものにならないほど重く、けれど疾いものだった。
手を抜かれていた事に苛つきながらも、やはり『英雄』なのだと感心する。
そして、今回は以前ほど手を抜かれなかったことに、少しだけ感謝した。

恐らく、今回もティルは本気を出してはいない。
もしティルが本気を出していたのなら、既に医務室送りになっていただろう。
今回のはジンの『修行』に付き合ってくれたに過ぎない。
何故なら、ジンが攻撃を仕掛けることはあっても、ティルが自ら攻撃を仕掛けることは殆どなかったのだ。
反撃して来ることはあったが、それすらもジンが何とか防げる程度のもので。

手を抜かれていることは悔しい。
けれど、それ以上に嬉しくもあった。

いつか、ジンが隣に立ってくれるのを待っている。
そう言われているようで。

嬉しくて顔が緩んだが、背を向けている為、ティルには見えない。絶対に見せてやらない。




「・・・強くなったね」




そう言うティルの声に、「当たり前だろ」と返す。

グリンヒルを離れてから今まで、剣を握らなかった日はない。
少しでも強くなりたかった。
二度とあのようなことはごめんだと。




「・・・・・・ジンは、僕の知り合いに似てる」

「・・・知り合い?俺の知っているヤツか?」




その可能性は低いと知りつつも尋ねた。
ティルもジンも知っている人物など、グリンヒルにいる人たちか、この城いる人しか居ない。
それに、もしジンも知っているのなら、『僕の知り合い』なんて言い方はせずに名前を挙げるだろう。

案の定、ティルは「ううん」と首を横に振った。




「・・・僕がまだ平穏に暮らしていたときに、『親友』だった人」




どこか淋しげなティルの言葉に、ジンは息をのんだ。

親友『だった』というのは、どういう事なのか。
裏切られたのか、はたまたティルが裏切ったのか。・・・それとも。

けれど、ジンはそれを尋ねようとはしない。
その先は、わざわざ聞くべき事ではないと思ったのだ。




「彼は優しくて、いつも傍にいてくれて。最期まで僕を信頼し続けてくれた」




ティルの『最期』と言う言葉に、ジンはやはり、と思った。
恐らく、彼は既に亡くなっているのだろう。きっと、解放戦争の時に。

ジンはティルに背を向けたまま、口を挟もうとはせず、ただティルの言葉を聞いた。
今の自分は、振り返ってはいけないような気がした。

端から見たらおかしな光景だったかもしれない。
けれど、ここには他に誰もいない。
だからこそ出来る話なのだろう、きっと。




「彼はずっと秘密を抱えていて、それを一人で背負っていた。
僕はそれを感じながらも、それがいったい何なのか、彼に尋ねたりはしなかった。
・・・怖かったんだ。聞いてしまったら、彼がどこかへ行ってしまいそうで」




ざ、と砂の擦れる音がして、ジンの上に影が落ちた。
それに気付きジンは上体を起こし、その影を作り出した物を見つめる。

そこにあったのは右手。
棍を振り回していた所為か、解けかかっているその包帯には、見ていて痛々しいほどの血が付いている。
その包帯の隙間からは紅い物が見えて、ジンは慌ててティルに視線を向けた。

傷だと、思っていた。
だからジンは「大丈夫なのか」と尋ねようとした。
けれど、ティルはそんなジンの視線を無視して、その包帯を取り去った。


そして見えた物は、紅黒い、紋章。




「・・・っ、これ・・・!」

「これが、その彼が隠そうとしていた『秘密』。


・・・そして、僕が『トランの英雄』と・・・『死神』と呼ばれる所以だよ」




ぞく、とそれを見た瞬間、ジンの背中が凍り付く。
何もされていないというのに、見ているだけなのに、恐怖を感じた。

『トランの英雄』の持つ紋章の話は聞いたことがある。
まさか目にするとは思っても見なかったが。
これが、あの―――

そう考えて、ジンはティルに視線を送った。

何故、ティルは今この紋章を見せる?
何故、ティルは『彼』の話を聞かせる?
何故、今―――この紋章の話をする?


そんな疑問を抱えながら、恐る恐るティルの顔色を窺う。
それなのに、ティルと視線があった瞬間、ジンはびく、と肩を震わせた。

ジンの頭の中で、警笛が鳴る。

今すぐティルから目を離せ、と。
今すぐこの場から立ち去れ、と。

けれど、視線を外すことは出来なかった。
何に恐れを感じているのか、全く解らないけれど、体が震えて言うことを聞かない。

けれど、これ以上、ティルの話を聞いてはいけない。
それだけは解った。

そんな震えているジンに、ティルは優しく微笑む。




―――ジン」




―――駄目、だ。駄目だ、駄目だ、駄目だ。これ以上、ティルの話を聞いてはいけない。


そう、思うのに。




「君に、―――頼みたいことが、あるんだ」




―――本当に君が、僕の隣に立ってくれるというのなら。






+ + + + +






がらん、とした訓練所の中で、嗚咽だけが響く。

ジンは結局あれから一歩も動くことなく、膝を抱えて座り込んでいた。
膝に額を押しつけて、奥歯を噛みしめる。
けれど噛みしめた奥歯の隙間からは、堪えきれなかった嗚咽が溢れ出る。


聞いてはいけなかった。

ティルが去っていった後、ただただ後悔した。
聞いてしまったら、もう忘れることは出来ない。
ティルに『頼みがある』と言われて、ジンが忘れられるはずがない。
それを知っていて、ティルはジンに頼んだのだろう。
ジンならば、必ずその頼みを聞いてくれると知っていたから。

そしてそのティルの思惑通り、ジンは聞いてしまった。

とても、とても残酷な『頼み事』を。




「・・・どう、して・・・」




どうして、俺に頼む?
どうして、そんなことを頼む?
どうして、そんなに残酷なことを頼む?
どうして、―――今、この時にそんなことを頼む?


傍にいると、いつか必ず隣に立つと。そう願ったばかりなのに。




―――ごめん、ね・・・




―――ぅ、ぁあああぁぁあああああ!!!!!」




謝るくらいなら、そんなこと頼まないで欲しかった。

もう、何がどうなっていて。
これからどうすればいいのか。
―――そんなこと、わからない。

ただ、ティルの言葉だけが頭の中を占領している。




―――きっと、・・・いつか必ず―――




そんな未来など、来なければいいのに。






信じていたものが、壊されて。

壊れていた絆が、繋がって。


そして、また、崩壊していく。


それを知って、困惑する。

けれど、その崩壊は止められない。


無力な自分に、絶望して。


自分が、何を信じていたのか。

何故、力を欲していたのか。


それすらも壊されて。


揺れる、揺れる、この気持ち。

揺れる、揺れる、この信念。


これからは、一体―――何を目指して生きていけばいい?











<<BACK / ▼MENU / NEXT>>


【waver】・・・揺れる・戸惑う



* * * * * * * 後書き * * * * * * *




今回はいつも以上に難産でした・・・。
一番大変だったのは、ルックとティルの気持ちですね。
一話目は結構楽に書けたのですが・・・。
ティルの感情的になるシーンが上手く書けなくて。
あと、ジンという存在。
オリジナルキャラの割に、大事な役目を持たせてしまいました・・・。
彼に課せられた役目は恐らくクライマックスあたりで解るかと。

それにしても、長い一日でした・・・。
ティルと、その周りの人々の気持ちの変化が上手く伝わっていることを願うばかりです・・・。

次からはストーリー上に戻るかな。
もちろんオリジナルも入ってしまいますけれど。

頑張って、更新スピード上げていこう!