それは、弱い心を持つが故に。







ビクトール達と飲んだ酒の所為だろうか。
ほんの少しぼぅっとする頭をすっきりさせるために、窓を開き、そこに軽く腰掛ける。
窓から入ってくる風は、薄着のティルの体には少し寒く、ティルは軽く夜着を羽織る。
まだ少し降り続ける小雨が風に煽られて時折入ってくるが、ティルは気にしなかった。

厚い雲に隠されて月は見えない。けれど深い空の闇が既に就寝の時を告げている。
既にティルも寝間着に着替えてはいる。
胴着と似たような、胸元に大きなボタンがついていて開閉自在のハイネックのシャツに、膝下より少し長い丈のボトム。
結われていない髪が肩から胸元を通り腹の近くまで流れている。

既に部屋は暗く、闇夜を照らす月もない部屋は真っ暗だ。
けれどティルの足は一向に寝台へと向くことはない。

酒で気分を紛らわすことは出来た。
けれど、想いまでごまかすことは出来ない。

袖を通すことなく、肩に掛けただけの夜着が、風で揺れる。
肩から落ちないようにティルは胸元でそれを併せて持つ。
風に煽られて揺れ動く袖を見ながら、ティルはゆっくりと瞳を閉じる。


自分が一番望んでいるのは――何よりも優先させたいことは何か、と考える。
それを何度も言い聞かせながら、ティルはため息をつく。




―――駄目、だ・・・」




何度も言い聞かせて自分の気持ちを再確認しようとして、失敗する。

瞳を閉じる度に思い浮かぶのは。

太陽を覆う雲。
久しぶりに向けられたシーナの笑顔。
そして、今朝の―――あの、決して自分の方に振り向くことのない背中。

それが頭を過ぎっていく度に、胸が締め付けられそうになる。


ティルは顔の半分を左手で覆い、その左手に掛かる前髪を握る。


これは自分自身で決めたことなのだ。

何を悔やむ必要がある?
何を悲しむ必要がある?
何を、―――怖がる必要がある?


そう、いつか来るであろうその時を、ティルは恐れているのだ。
恐れて、不安を感じて、体が震える。叫びそうになる。泣きそうになる。
その感情を必死に押さえ込もうとして、けれど押さえきれず、眠ることすら出来ない。


ティルは深く息を吐き出し、嫌な考えを追い出そうとして頭を振るう。
上を、窓の外にある深い闇を見つめ、もう一度想い息を吐き出す。
それからもう一度気持ちを落ち着けようと瞳を閉ざそうとしたときだった。




―――・・・ッ、・・・!?」




突然左手に走った痛みに、思わず目を瞠る。
それから慌てて左手を覗き込むと、く、と奥歯を噛みしめる。

淡い青い光を放つそれに、ティルは右手を重ね、意識を左手の文様に向ける。

一瞬だけ浮かんだ光景は見覚えのある部屋で、ティルは小さく舌を打つ。
それから左手に向けていた意識を右手に移し瞳を閉じると、右手の紋章が熱を帯び始める。
それに遅れることなく、ティルの足下に広がる闇がティルの体を包み込み、大きな闇の固まりと化す。
次の瞬間、それは水のように落ち、ティルの姿は部屋から消え失せていた。






+ + + + +






ぱたん、と出来るだけ静かに部屋の扉を閉める。
そして閉じたばかりの扉に背を預け、そのままずるずるとずり落ちる。
無気力に投げ出した足を眺めながら、フェイは溜め息を吐き、右手で額を抑える。

先程から頭が重い。
ずきんと鋭い痛みを訴えるわけでもなく、ただ鈍痛がずっと続いている。

始めは雨に濡れた所為で風邪を引いたのかと思った。
けれど喉の痛みもないし、くしゃみも出なければ咳も出ない。
あるのは体に残る気怠さと、頭痛だけだ。
何よりも風邪を引いたときには体が熱を持つ。
けれど額に当てた手が感じるのは、熱ではない。下手すると、それは手よりも冷たいかもしれない。

風邪を引いたわけではない。どちらかというとこれは貧血に近いような気がする。
そんなことを考えながら、フェイは重い瞼を必死で開く。

こんな所で寝てしまったら、絶対に風邪を引く。
明日の朝、起こしに来た姉を驚かせてしまう。
今日は処理できなかったはずの書類だって溜まっているはずだ。

だから倒れるわけにはいかない。
それを頭で理解していても、体は一向に起きあがる気配を見せない。

だんだん意識を保つのも精一杯になってきて、フェイは出来る限りの力を込めて右手を握る。
力の入らない手では、掌に少しのびた爪が当たる程度で、それが食い込むことはない。
食い込んで痛みを感じることが出来たなら、意識を保つことも出来るのに。

そのことが歯がゆいながらも、遠のきかける意識を掴み続けることなど出来なくて。

コト、とフェイの膝の上から落ちた右手が硬い床の上に落ちた。


まるでそのタイミングを見計らったかのように、暗いフェイの部屋で何かが動く。
月の光もランプの光もないこの部屋は暗闇に満たされている。
その闇が何かを包み込むかのように膨れあがり、直ぐにそれは人一人分まで膨れあがった。
そして水のようにそれが落ちたとき、その中心には一人の人物が居た。




―――・・・だ、れ・・・?




問いかけようにも、体は言うことを聞かない。
遠のく意識の中で、微かに誰かの気配を感じることしかできない。

その人物は直ぐにフェイの傍に駆け寄ってくると、フェイの冷えた右手を両手で包み込んだ。




―――・・・あっ、た・・・かい・・・




声が聞こえた。けれど既にフェイにはその言葉を聞き取るほどの余裕はなかった。
少しだけ感じたぬくもりにどこかほっとして、気が緩んだせいか、フェイは直ぐに意識を手放した。






+ + + + +






「・・・フェイ・・・」




先程居た部屋と大して変わらない暗さの部屋の中で、ティルがぽつりと呟く。
けれどその声は誰にも届かない。
唯一ティル以外に存在するこの部屋の主は、ティルが手を掴んだのと殆ど同時に意識を手放してしまったのだから。

ティルは心配そうにフェイの顔を覗き込み、冷えてしまった右手をきつく握りしめる。
けれどフェイの呼吸が穏やかであることを確かめると、ほっと安堵の息を吐く。

それから、ちらりと両手で包み込んだフェイの右手を見つめる。

そのフェイの右手に宿るのは、『輝く盾の紋章』――『始まりの紋章』の片割れ。
それと相成す存在のものは遙か遠い地にある。
二つそろって一つの紋章となるそれは互いを呼び合う。
けれどその欠けた存在はどこにもなく、それ故に魔力にてそれを補おうとする。

フェイが倒れたのは、魔力が極度に欠乏した所為だ。
そして今フェイの体が――紋章が求めているのは、相成す紋章、つまりは『黒き刃の紋章』。


ティルは黙ったままフェイの頭を自分の膝に乗せる。
扉に寄りかかったままだと、起きたとき体の節々が痛くなってしまうだろう。
ティルはそう考えて、自分の足を枕にしてフェイを横たえたのだ。

そしてそのままフェイの右手を強く握りしめ、その手を祈るかのように自分の額に当て、瞳を閉じる。

ぽぅ、とティルの左手に青い光が灯る。
それは包帯の上からでもはっきりと解るほどしっかりとその文様を象っている。
それと同時にティルの右手からは緋色の光がその紋章を鮮やかに彩る。


『黒き刃の紋章』は闇の属性を持つ。
それならば同じ闇属性の魔力を与えればいい。

紋章の『片割れ』でしかない『黒き刃の紋章』は、不完全な紋章だ。
それに比べてティルの持つ『生と死の紋章ソウルイーター』は完全な『真なる紋章』。その上その紋章が持つ闇の力は、真なる紋章の中でも一、二を争うほどのもの。
『黒き刃の紋章』の代わりとなるには十分すぎる力だ。


少しずつフェイの右手に暖かみが戻ってきたのを感じて、ティルはほ、と安堵の息をつく。
これで暫くは闇の力を求めなくても、盾の力を使うことが出来るだろう。




「・・・引かれ合う・・・、か・・・」




真なる紋章による呪いの力だとしても、ティルはその力が羨ましいと思った。

遠く離れていても相手を求め合う。
それほどに強い絆を、自分も持てたら良かったと思ったのだ。
その力を求めることが、どれほどの犠牲を生むかを知っていながら。

フェイの額に掛かる前髪を梳いてから、ティルは苦笑いを浮かべる。
心の中で「馬鹿馬鹿しい」と吐き捨てながらも、その表情は切なそうに笑う。




「・・・ねぇ、フェイ・・・」




そこでティルは口を閉ざす。
ここでそれを言葉にしても意味がない。
フェイは意識を失っていてその言葉を聞くことが出来ないのだから。

―――否、誰も聞いていないからこそ、言葉にしたいのかもしれない。


ティルは今日何度目か解らない溜め息を吐いて、眠り続けるフェイを見つめた。






+ + + + +






フェイを寝台に横たえてからティルは静かにフェイの部屋を後にした。
テレポートで戻っても良かったのだが、今は急いで戻る必要性もなかったし、大量にフェイに魔力を注ぎ込んだ後だった為、魔力を使うことを躊躇った。
何よりもこのまま部屋に戻ってしまったら、また気が滅入ってしまいそうだったから。

カツ・・・、コツ・・・、とゆっくりと階段を下りる。
階段の傍にいた兵士は壁により掛かって舟を漕いでいた。
ティルはそれを見て、くすりと笑いを溢すと、寝ている兵士の肩を軽く叩いて起こしてやった。
その途端目を覚まし、大慌てでティルに敬礼をした兵士にくすりと笑って、ティルは人差し指を口元に当てた。




「大丈夫、誰にも言わないから。
でも、今からはしっかりと見張りをしないと駄目だよ?」




上にいる軍主は眠っている。
軍主の首を狙ってきた奴らにしてみれば、軍主が寝ているという状況はチャンスになってしまう。

ティルがそう言うと、兵士は大きく頷き、しっかりと背筋を正して配置についた。

その様子を見ながらティルはまた階段を下りていく。
狭い階段通路に、ティルの靴音だけが響き渡り、今は夜なのだと言うことを知らしめる。


階段を下りながら考える。


この戦いが終わったら、ティルはこの地を離れる。
また、ルックやシーナと離ればなれになる。

それは覚悟していた。
だから離れてもこの地に心残りを作らないように振る舞ってきたつもりだった。

シーナには嫌われていると思っていた。
だからそのまま、シーナが自分から遠ざかっていくのを待とうと思った。
だから、態と嫌われるように振る舞った。―――そのはずだった。

けれど。




―――嫌いに、ならないで・・・―――




思い出すのは、熱に浮かされた日、シーナに吐いてしまった言葉。
嫌われなくてはいけない自分にとって、それは決していってはいけない言葉だった。

ルックに対しても同じだ。
嫌われる為に、態と自分の気持ちを偽ってルックの思いを拒絶したはずなのに。
それなのに、ティルは『あの夜』、自我を失いかけたルックを受け入れた。

拒絶することは出来た。
けれどしなかった。―――出来なかった。

あそこで拒絶してしまったら、ルックの存在を否定してしまうような気がしたのだ。

そうすればルックの心が壊れてしまいそうな気がした。
壊れなくても、深い傷を負ってしまっていただろう。
それを解っていたから、ティルにはルックを拒絶することが出来なかった。




―――ルックは勿論、そのシーナって子にも嫌われたくないんじゃないの?




イリスの言うとおりだ。

ティルは足を止め、震える自分の体を抱きしめる。

寒いわけではない。
感じるのは恐怖だ。

傍にいればいるほど、ティルは彼らから離れたくなくなる。決心が揺らぐ。
その隣にいられる幸せを知ってしまったからこそ、離れることが怖くなる。

いつか、『望み』すらも手放して幸せいまを望んでしまいそうで、怖い。


ぐ、ときつく奥歯を噛みしめる。
自分の体を抱きしめる力が、さらに強くなる。
けれど、その手は静かに震えたまま。


一体、自分はどれほどの物を望めば気が済むのだろう。


叶えたいことがある。
――けれど、その為に生まれる犠牲を受け入れたくない。

望むものがある。
―――だけど、その為に今の幸せを手放したくはない。

心残りを作りたくない。だから想いを伝えてはいけない。
――なのに、―――今、抱えている想いを伝えてしまいたい。


なんて自分は欲張りなのだろう。

全てが矛盾している。
何を一番優先すべきなのかは解っているのに。




「・・・・・・弱い、なぁ・・・」




離れなくてはいけない。けれど離れたくない。
だからこそ、フェイ達のような絆を欲してしまうのだ。
それの代償を知っていながら、それを望む自分は、どのぐらい愚かに見えるのだろう。





「・・・本当に、馬鹿みたい・・・」




自分の体を抱きしめていた腕の力を緩め、壁に手を当てる。
冷たい風の通り道になっている階段通路の壁はもちろん冷え切っている。
けれどティルはその冷たさが心地良いと思った。
今の自分自身を拒絶されているかのように感じて、哀しそうに瞳を細めながら笑む。

かつん・・・、こつ・・・、と冷たい壁を手摺り代わりに使いながら階段を下りる。
冷たく、けれど淋しく響き渡る音が、やけに耳に残った。






+ + + + +






ティルが最後の段を下りたとき、ティルは思わず目を瞠った。


階段の直ぐ目の前の壁に、寄りかかっている一人の少年。

まだ寝るつもりが無かったのか、その身に纏うのは昼と同じ緑と白の法衣。
時折風に揺れるオリーブグリーンの髪から覗く、碧の魔石が填め込まれたサークレット。
真っ直ぐにティルを見つめるのは、冷たい翡翠の瞳。




―――・・・ルッ、・・・ク・・・」




震えそうになるティルの声に応えるように、少年がゆっくりと壁から背を離した。
そして少しだけティルの方に歩み寄って、けれどその瞳が向けるのは冷ややかな視線のまま。
その視線が怖くて、ティルは思わず一歩後ずさる。
けれどさらにそれをルックが追いつめていく。
そしてティルがまた一歩下がろうとすると、踵が階段の段に当たった。
ティルがそれ以上下がれないというのに、ルックはそれを承知でどんどんティルとの距離を詰めていく。
近づいてくる度にカツ、と鳴る靴音が、ティルの恐怖をかき立てる。
そして手を伸ばせばティルに触れられるほどまで近づいて、漸く足を止めた。

ティルはその距離が怖くて、けれど背を向けて逃げることも出来ず、ただルックから視線を逸らすことしかできない。
左手で夜着を胸元で握りしめ、右腕を体を抱きしめるかのように腰に回す。




「こんな夜遅くに軍主の部屋を訪れるなんて・・・何か用でも?」




言葉も、いつも以上に素っ気ない。
何か怒らせるようなことでもしてしまったのだろうか。

その言葉の冷たさと、向けられる突き刺さるような視線が、ティルを不安にさせる。




「・・・フェイが、倒れたようだね」

―――・・・ッ・・・!!」




そしらした瞳を見開いて、ルックに視線を戻す。
ルックは先程までティルに向けていた視線を、ティルから逸らし、階段の先を見つめている。
けれど、それも直ぐにティルに戻す。
相変わらず、ティルに向ける視線は鋭く冷たい。
その瞳と一瞬瞳がかち合ってしまい、ティルは慌てて逸らす。

そんなティルにルックは態と聞こえるようにため息をつく。




「・・・相変わらず、だね・・・」

「・・・・・・?」




その一言に、ティルが少し驚きながら、ゆっくりとルックに視線を戻す。
そこに、先程までの冷たい視線はない。

真っ直ぐにティルを見つめてくる瞳は、どこか淋しそうに映る。




「・・・ルック・・・?」




先程と様子の違うルックに、ティルは戸惑いを隠せない。
そんなティルに、ルックはさらに一歩ティルに近づく。
ティルは思わず後ずさりしようとして、けれど直ぐ後ろが階段だということに気づき、体を強ばらせるだけになってしまう。

そんなティルの右手を、ルックが掴む。
その力は普段のルックからは考えられないほど強くて、ティルは思わず眉根を寄せる。




「・・・ッ・・・!?ルッ―――

「・・・使ったね?」

「・・・な・・・!?」




ティルは右手を捕まれたまま、ルックの言葉に瞠目する。

ルックの握りしめる右手に宿るのは、『生と死の紋章ソウルイーター』。
それは確かにルックの言うとおり、先程フェイの部屋で使用した紋章だ。
けれど、その場にいなかったルックがそれを知っているはずがない。

生と死の紋章ソウルイーター』の気配は、大して残していないはず。
それの微かな気配を、ルックは感じ取れたというのだろうか。

戸惑いを隠せないティルに、ルックは翡翠の瞳を少し細め、ティルの瞳を真っ直ぐに見つめながら、溜め息を吐く。




「だから、相変わらずだって言ってるんだよ」

「どういう・・・」

「隠し事が苦手だって言ってるのさ」




そう言ってティルの右手を引き寄せる。

不意に右手を引き寄せられて、ティルはバランスがとれずにルックの胸に倒れ込んでしまう。
ティルは慌ててルックから離れようと、ルックの胸に手を当て、自分の体を引き離そうとする。
しかし、その前に、ルックが右手を掴んでない方の手でティルの腰に手を回し、ティルの体をさらに引き寄せる。




「っちょ、・・・ル―――

「・・・フェイの為に、使ったのかい?」




腰に回された手の所為でティルはこれ以上ルックから離れることは出来ない。
それなのに、ルックは未だティルの右手を離すことはない。

だから直ぐにルックに気づかれてしまった。
ルックの言葉に、僅かながらティルが動揺してしまったことが。

微かに震えたティルの右手をさらに強く握りしめ、ルックは眉根を寄せる。
それと同時にティルの腰に回っていたルックの手に力がこもり、ティルの体はさらにルックの体に密着する形になってしまう。
その為、ティルは今ルックがどんな表情をしているのか解らない。




「どうして、君は―――

「ルック・・・?」




何かを言いかけたまま、ルックは口を閉ざす。
それにティルが首を傾げながら、ルックの顔色を窺おうと、顔を上げる。
けれど、ティルが顔を上げきる前に、ルックはティルの右手を離し、両手でティルの体を抱きしめる。

その力は強く、ティルはルックの胸に顔を押しつける形になってしまう。




―――・・・っ、・・・ルック・・・?」

「・・・・・・・・・」

「・・・ルック?」




強い力で抱きしめられながら、ティルはルックの名前を呼ぶ。
ティルには今の状況が飲み込めていない。
説明くらいして欲しかったのだが――ルックから返事が返ってくることはない。

ルックはただ強く、強くティルの体を抱きしめる。

それはまるで、大切な物を離すまいとしているかのようにも見えた。






どのくらい欲すれば、望みは叶うのだろう。

どのくらい待てば、君は全てを教えてくれるのだろうか。


すれ違う二人の想いは

どれくらいの時を経れば、―――重なるのだろうか。










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